アメリカ留学失敗しました。
そろそろ、自分の中で気持ちの整理もできたし、新学期が始まる前にけじめをつけるためにも、このお題について書こうと思う。
落ちた理由
TOEFL、GRE、エッセイが出願に必要なメインのものだから、英語力の問題ももちろんあったと思う。でも、それ以上に自分がエッセイでしっかりしたメッセージを書けなかったからだと思ってる。
大学入るころ、自分が一番やりたかったのは
「人間のように色んなことを学んだり感じたりできる、コンピュータを作りたい」
ってことだった。それで、自分は情報分野に進んだ。
ただ、大学に入って勉強してみると、逆に、夢が遠のいて狭まった。
全然人間に到達してないような既存の理論ですら、自分が理解できない部分が死ぬほどある。
さらに、自分がやりたいと思ってることをそのままやってるような研究をしてる人がいない・・・。もちろん、顔認識とか、ロボットとか近いところはあるんだけれども、見込みがないのか、研究費がとれないのか、まぁこんな単純なことをそのまま取り組んでる人いない。
これじゃぁ、自分の目標を追い求めることなんて無理。せめて、一緒に自分の目標とするところに向かってくれる仲間がほしい。
それが多分アメリカに行こうとした一番の理由だったように思う。ただ、このアプローチが今考えれば甘えていたなぁと思うんだけれども・・・。
具体的には・・・
アメリカの大学の出願時に求められるエッセイでは、
- あなたは何がやりたいのか?
- あなたがやりたいことは何故重要なのか?
- あなたのどこにそれをやる資質があるのか?
といったことがストレートに聞かれる。
正直、自分はこのどれにも歯切れの良い答えが導き出せなかったように思う。
あなたは何がやりたいのか?
これは大きくは「人間のように色んなことを学んだり感じたりできる、コンピュータを作りたい」でいいと思う。
でもこれだけでは、
「で、どうすれば実現できるの?」
「あなたは、そのために何をやるの?」
ってことにぜんぜん答えれてない。
自分は生物をもっと研究するといったことを書いてみたけれど、もうちょっと深く突っ込めたかもしれないと思う。
あなたがやりたいことは何故重要なのか?
これは困った。
「コンピュータが見た時から、これで人間と同じことできないかな」
って思うのは自然な流れだと思っていて、別に大した理由もなかった。
「ただ自分がやりたいと思った」ってだけだ。
でも、もしかしたら、素直にそう書いておけばこれはこれでよかったのかもしれない。
最後に
やっぱり、後悔はあるよ。
- いろんなことに手広げて、留学だけに対してしっかり準備できなかったこと
- 願書を出した直後にやった卒論を書いて添削をされる作業を経て、自分のエッセイに欠けていたのがわかったこと
- 結局今何事もなかったように普通に人生を歩めていていること
実は最後のが一番苦しい。結局自分の中で留学の重要性が明確化してなかった。そんなんじゃ受かっても失礼だわ。落ちる要素しかない。
でも、挑戦してみたことでわかったこともある。
- 自分の今ある環境でも、もっともっとできることがあるってわかったこと
- 自分が何を大切にしてるのかが、ちょっとだけ明確になったこと
結局これから自分がどうするべきか、まだちゃんと答えは出てないけど、
前よりも受け身じゃない道がとれるようになった気がする。
応援してくれた皆さん、留学しようとしていたせいで迷惑をかけてしまった皆さん、ごめんなさい。それと、ありがとうございました。