検索を作らない、検索エンジニアw
おととい26歳になりました。それもあって、はてなダイアリーから、最近新しくできたはてなブログに移行してみました。自分は、はてなのサービス好きなので、応援の意味もこめて。
さて、Wantedlyに入社してはや2ヶ月経ちました。前より働いているのに給料が落ちたのが気のせいではない気がするのですが、正直今楽しいです!
素直に転職して良かったなと思っています。
今楽しいと思っている理由はいろいろありますが、その中で一つ、ここで働いて得た気づきをシェアしたいと思います。
それは、本当は、
「人を雇うということは、すごく嬉しいこと」
だということです。
よく考えれば当たり前のことかもしれません。
人を雇うということは、人が足りないせいでやりたいけれどできていない何かがあるはずなんです。それをできるようにするため、新しい何かに挑戦するために、一緒に同じ目標に向かってくれる仲間を探します。そんな仲間がやってきてくれる!なんて、すごく幸せなことじゃありませんか!?
でも、世の中そういうふうになっていないことも多いような気がします。
その証拠に、以前の自分はこの事実に気づいていませんでした。それは、やっぱり新卒の就職活動の経験が大きいのかもしれません。
採用面接では、今までで一番頑張ったことは何ですかというような、個人の過去に探りを入れるような質問がされ、大して個人が具体的にどんな仕事をやるのかの説明はしていないのに、何故この会社に入りたいのかというような質問がなされます。
そこで受かれば良いですが、そうでない場合、少し人格が否定されたような気がするでしょう。受かった側も、第一志望であればハッピーですが、それ以外の場合は、不本意な気持ちが残ったり、いくつも落とされていた後だった場合、ただほっとした気持ちだったりするかもしれません。
でも本当はそういう感情じゃないはずなんです。
「新しく入る会社の人は、自分が入ってきてくれることを望んでいる。早く貢献したい!」というような感情がもっと起こっていいと思うんです。
そのためには会社側ももっと、「今こういう問題を抱えているから、その問題を解決できるような人が欲しい、本気で一緒に取り組んでいる人が欲しい」「うちには、いまこんな人達がいる、今いる人達と息を合わせてやっていける人がほしい」というべきなんだと思います。さらに、ちゃんと入ってくる人と一緒に働く人が事前に会い、お互いに一緒に働きたいと思うかどうかを確かめておく必要もあると思います。
でも、世の中そういうふうになっていないし、理想論を語っても何にもならないです。自分たちが変えれる何かで変えるしか無いわけです。
会社側も、応募数が採用できる人数の100倍のようなことになってしまえば、効率的に人を篩にかけるような方法を使わなければ業務が回らなくなってしまいます。逆に人がほとんど応募してこなければ、チームフィットも見ずに即採用してしまって、不幸なマッチングが起きやすくなってしまいます。これじゃ理想論はいつまでも理想論です。
自分は、実は、検索など情報化社会がこの良くない流れを加速したと思っていて、
- 余りにも多くの選択肢を目にできるため、企業ランキングなどの安易な情報で物事を判断しやすくなっている
- 検索は基本的に名前でしかできないため、名前の知っている企業ほどより情報を入手でき、より良く見えてしまう
ということが起きている気がしています。
だからWantedlyでは、全員にとって同じで、1年ずっと固定したようなあからさまなランキングや、会社名を検索するようなことはできないようになっています!!
というか僕ができるようにするのを必死に邪魔してるんだと思います(笑)検索したいという意見はもちろん聞くので。
ただ、自分にあった会社なんて、単純なキーワードを使った検索では判断できないと信じているし、それがやりたいならGoogleにでもやってもらえばいいわけだから。
その2つの方法を封印しつつ、面白い!と思ってもらえるような会社を提示してあげることは、かなり難しいなと思っているのですが、それでも、少しずつそういうことが実現できてきています。ぜひ見てみてください。
そして、ぜひ意見をください!
まだまだ今感じている問題を解決するために改善できる点はいろいろあるだろうし、僕は、自分の持てる力でより良いものを提供していこうと思っています。
もしかしたら問題は、技術で解決できる部分は少ないのかもしれません。でも、その部分は、今いる仲間と未来の仲間が変えていってくれると信じています。
Thanks,
awakia