さよならLA

今日ロサンゼルスを立つ。

昨日、卒業とともに1ヶ月一緒にすごした仲間とお別れを言った。久しぶりにこんな寂しいと思ったな。


ここはほとんどのもののスケールが日本より一回り大きくて、時間も少しゆっくり流れるような気がするいい街だった。


ここに来る前は、なんだかよくわからない恐怖感のようなものがあった。アメリカそのものの恐怖感なのか日本を離れることの恐怖感なのかよくわからないけれど、とりあえずわざわざアメリカなんて行く必要ないよという言い訳したくなるような心理的抵抗感が少なからずあった。
今はそれが消えたのがここに来た大きな意味だと思う。


理由はいろいろあるだろうけど、まず、治安も言われるほど悪くないってこと。
日本では危険って書いてあるけど、ほとんどの場所で夜中に全然バス乗れるし、別に銃なんて見ないし。たぶん本当に悪い場所もあるんだろうけど、多分大学の周りとか普通にガイドブックに乗ってるようなところはほとんど平気なはず。ガイドブックとかいろんな情報源は治安が悪いって書いといた方が簡単だから、事実以上に悪いイメージがあるんだと思う。責任取りたくないからだろうね。
てか、ここにいる人だって治安がいいのを望むはずなんだからそういう人が集まってれば大丈夫に決まってる。ただ、いろんな人がいるから、こんな表現がいいのかわからないけど気違いみたいなのにあう確率がちょっと高いんじゃないかなと思う。確かに変な人は結構いた。


次に、外人や英語をよくしゃべれない人に対する抵抗の少なさ。
いろんな人がいて、いろんな訛りがあるから、多少発音が変で一回じゃ、わかってもらえれなくてもほとんどの場合うまく聞き返してくれたりする。それに日常会話はめちゃめちゃ簡単。世間話したら別だろうけど生活するだけなら全然英語力なんて上がらないね。むしろここにいても落ちそう。そのくらい簡単。
話することの多かった、タクシーの運転手なんて英語普通にしゃべれるけど、絶対にアメリカ出身じゃなかった。ほんとに移住してくる人も多いんだね。
後、よく歩いてる人に道を聞かれた。日本にいて見た目でわかるほどの外人に道聞こうなんて絶対に思わないから。自分たちをそこに住んでる人と思ってるんだけなんだろうけど、でも普通にそう思っちゃうほどいろんな人種に対する抵抗感がない。


最後に、周りの人の優しさ。
自分自身の気の持ちようなのかもしれないけど正直日本よりも優しい人が多い気がした。
"How are you?"っていう表現があるからか、そもそも名前知らなくても"You"で話することができるからか、本当に知らない人と話したりすることが多い。全然そういうのが得意じゃない自分でもこっちではやりやすいと感じた。
日本と違って店にいる店員の融通が利く。バイトであろうとも。なんか要求言えば結構答えてくれるし、少なくとも努力してくれる。レストランとかはチップ狙いなのかもしれないけど、サービスいいし、本気で楽しませようとしてくれるし、そういう風になるならめんどくさいと思っていたチップ制度もいい気がした。
あんま関係ないけど、スタバとかで買うときに名前聞いてくれて、渡すときにかわいい外人さんが自分の名前読んでくれるってのも良かった。てか何でどこのスタバにも一人は美人がいるんだろう。
二日酔いで超揺れるバスに乗って、乗り物酔いまでしちゃったときに、前の席の人はそれに気づいてせき譲ってくれるし、周りの人はバナナや飴くれた。気持ち悪いときになんか食べたほうがいいと思うのは文化の違いなのかな?


ここはいい思い出ばかりでした。


正直英語は全然できるようにならなかったけど、特に英語の勉強法についてはいろいろ気づかされたことが多かったから、また今度まとまった時間が取れるときに書きたいと思う。